車の購入を考える時によく参考にされる目安に年収というものが使われることが多々あります。
今回は年収からどのようにして購入する車の値段を考えていくかというところに焦点をあてて、解説していこうと思います。
では早速みていきましょう。
年収から考える車の購入金額
大きな物を購入する際に収入の何割に抑えると良いという考え方がよく使われます。
家賃であれば月収の2割がいいよとか、住宅ローンだと月々いくらだと返せるよなど大きな買い物をするときに必ず聞く言葉だと思います。
車でも同様に年収の何割まではという言葉をよく見かけます。今回はその言葉を通じて年収から車の予算を決めることについて考えていきます。
年収から車の予算決めるのは正しいのか?
年収から車の購入を考える際によく言われるのが「年収の半分を目安にしてください」というものです。
年収1000万円であれば500万円、年収500万円であれば250万円ということですが、確かに年収が高額であれば余裕もあるでしょう。ただ年収300万円であれば150万円ということになりますが、最低限の生活費は必要なことを考えるとそれは本当に余裕のある設定なのでしょうか。
最低維持生活費というのは各家庭によって異なりますので、年収から何割と違いに決めてしまうのは目安の一つにはなりますが、かなり曖昧な目安と言わざるを得ないかなと思います。
年収から予算考えるメリットとデメリット
年収から予算を考えることにはメリット・デメリットどちらもあると思います。
メリット・デメリットは以下の通りです。
メリット | デメリット |
---|---|
わかりやすい 簡単に伝えられる 割合で伝えられると低く感じる | 人により生活費は異なる 維持費が考慮されていない 年収は確定していない |
ここから考えるとこの年収から車の予算を決めるというのは、買い手のことを考えたことではなく、売り手の方が売りやすいように、より高価な車を買ってもらいやすいような目安になっているように感じます。
確かに年収から予算を考えるのは目安としては簡単でわかりやすいですが、それだけで予算を決めてしまうのは曖昧ですし、ここのお財布事情というものが反映されていないです。
では、どうやって予算を決めるがいいのか?
車を買うときの適切な目安は、家計全体から車の購入にどれだけお金をかけられるかを考えることが大切です。
家計全体から予算を決めよう!
年収ではなく、家計全体から考えるのが適切です。
維持費などを含めた価格が家計全体からどれくらいの割合を占めるかをみていきます。
まず車の取得にかかる大きなお金(取得費用)とメンテナンスにかかる月々のお金(維持費用)に分け、それぞれで購入しても大きな問題がないか確認します。
取得費用として、ローンを組む必要がないか、どれくらいの貯金をださないといけないのかを確認し、車の購入以外にも大きな支出がないか確認し、問題がなければOKです。
次に維持費については、月々の手取り金額から生活費を差し引いて、そこから維持費用を出しても問題がないかを確認します。維持費用としてはガソリン代がすぐ挙がると思いますが、車検の費用は貯められるのかどうかも確認する必要があります。また、パンクなど万が一何か起きた時は大丈夫なのかという所も考える必要があります。
ここまで考えて、車の予算というものは決めないと大きな失敗をすることになりますので、しっかり考えていきましょう。
詳しくは別の予算の決め方の記事を見ていただけるとより理解できると思います。
ただ、これらのことを踏まえてそれでも車に多めの予算を割いて、自分の好きな車に乗るというのはいい選択だと思います。また、その時は考えなかった頃よりより納得した買い物ができると思います。
計算が面倒ならカーリースもおすすめ
計算が面倒なら月々から支払いができるカーリースもおすすめです。
購入に比べ少し割高にはなってしまいますが、場合によっては割安になります。
また、月々の支払いなので、計算もしやすいし、大きな失敗もしにくいです。
検討してみてもいいと思います。
まとめ:予算をしっかりと決めて失敗をしない買い方をしよう!
車というのは、人生における大きな支出の一つです。
年収の何割と簡単に予算を決めず、自分にとってどれだけ車が必要か、支払っても家計は問題ないかをしっかり考えて予算を決めていきましょう。
そうすることでより納得のいく、満足度の高い車のお買い物ができます。
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